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話していたら、少年は話に夢中になってくれたらしく、時間を忘れるほど熱心に聞いていた。
『…相変わらず…寝かしつけるのが下手だな…』
「…ぼく、これからは親孝行するよ。」
うむ、俺も昔これを読んでそう思ったものだ。
『今のはメラゾーマじゃない…メラだ』
「「「えええええええ!?」」」
というか、鬼ごっこをしていたはずの子供達もこっちに来て聞いていた。
恐らく病弱少年がいちいち驚くから、興味を惹かれたのだろう。
一章語るごとに子供達は興奮していった。
しかし、さすがは昔の名作…変身魔法を4回使ったが語り終えず、話の途中にて俺のタイムリミットが来た。
「「「え~!?ここで終わり~!?」」」
「申し訳ない、この話の続きはまた今度な。」
「今度っていつだよ~」
「あー、いつだろうな~?ま、早ければ明日にでも…」
ティアママの仕事がある日にはまた来れるかもしれないな。
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