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最初は、正直ただ借り物の話をするだけのことに金を取ることにはものすごく反対だった。
しかし、そのうち来ていた客のみんなが寄付を始めてしまい。
俺が買った小さい念写板はいつしか超大型に
音声拡大魔法がつかわれている道具(つまりマイク)まで用意され、
俺はなし崩し的に、話屋と言われるような職業についていた。
今では司会者との打ち合わせもすんなりいくようになった。
まあ、元々読み聞かせ同好会に所属していたから人に読んで聞かせるのは慣れてるんだけどね。
流石に広場を埋め尽くす程多くの人たち相手にするのは未だ慣れない。
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