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sideレオ
噴水広場に用意された壇上には複数の大型念写板が置かれていた。
壇上の男が皆に挨拶をして、いざ話を始める。
『最近、自分が教えたバスケが流行っているみたいですね~。』
その言葉に何人かの人達が応える。
多分、さっき一緒にやっていた人達もいるだろう。
『丁度良いから、今日はバスケの漫画の話をしよう。』
おおおおお!
と応える聴衆
俺も少し期待してきた。
それは、赤い頭をした不良が気になる女の子に近づくためにバスケットボール部に入る…という話だった。
気になる女の子の兄はゴリラのような顔をしていて、当初は主人公のことを嫌う。
しかし、天才天才とおだてられながら上達していく主人公は少しずつ部の仲間の一員となっていく。
そして、部の何回目かの転機…
志を分かち、挫折を味わい仲違いした昔のチームメイトを改心させるところ
話屋の話はそこで終わった
『安西先生……!!
…………………
………………………………バスケがしたいです……。』
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