ガムを貼って、スイッチ押すだけの簡単なお仕事です

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そして、レオが壇上に上がった。 観客の大声援に手を振り替えすこともしない。 レオは顔に仮面を付けている ギルドの団員は仕事などで一般人の前にでたりする時、顔と名前を出すわけにはいかない。 いつどこで恨まれていたりするか分からないからね。自分の正体はわからないようにしなければならない。 本当になぜだかわからないがレオはかなり葉風君を敵視しているようだ。 (昨日はすごい話屋だって認めてたのに) *自分が原因だとは全く微塵も思わないティアの方が酷いだろう レオは持ってる魔法の整理を真剣な顔でしている。 (大丈夫かなあ、葉風君…。レオの魔法、今日はかなり本気のセットだよ…。葉風君は確かにレイムには勝ったけど、レオはレイムより強いしなぁ…。) 危なくなったら自分が止める覚悟をティアはした。 と、そこへ 「やあ、ティア君、元気かい?」 ティアへ話しかけてくる男がいた。 「あれ?スカル君?どうしてここへ?」 以前にも会った学校での同級生である。 「なぜも何も、今日の決闘の立会人を君のナイト様に頼まれたのさ。」 ナイト様? 「ごめんなさい…誰のこと?」 「…あっはっはっは!相変わらずのようで、最早呆れるより笑うしかないな」
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