ガムを貼って、スイッチ押すだけの簡単なお仕事です

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ナイト様というのはレオのことだったらしい。 「大変ね、スカル君も、こんな面倒に巻き込まれてしまって…」 「本当にね。いっそ審判なんてやめて、君のそばでその巨乳をずっと見ているのもいいかもなあ。」 「…おとなしく審判やっててください。」 まあ、しかし…スカル君が立会人をするなら安心だ。 口を開けばセクハラしかしないこの同級生は、「銀の流星」ではないが別のギルドに所属している凄腕の魔道士だ。 もし、万が一レオが葉風君を危険な目に合わせようとしても、彼なら止められる。そう思わせてくれる程の。 私が頼もしく思っていた時に 「あっ!ティア姉~!」 遠くから私の愛しきアイドルが笑顔で私に向かって手を振りながら走ってくる。 「ウタちゃん!むぎゅー」 ついつい擬音を口にしながら抱きしめてしまうけど、これは私が悪いわけではないと思うの。 可愛らしいのが罪なのよ! 「で、ディア姉…ぐるじい…」
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