ガムを貼って、スイッチ押すだけの簡単なお仕事です

14/15

29691人が本棚に入れています
本棚に追加
/475ページ
葉風君の新たに手にした武器、それはまるで大砲のような大筒で彼はそれを肩に担いだ。 「俺は、イケメンを倒す時、常にこの武器を使っている。」 ということは、彼は普段でもあんな大きい武器を使っているのだろうか。 「これは、俺の国のモテない男たちが、日々モテている男たちに対してぶつけたがっていた武器だ。」 「?何を言っている?」 レオは理解できていなさそうだ。 かくいう私も分からないが。 「あんたに恨みはない、しかし、世の中には許し難いこともあるんだ。」 なぜか彼は悲しそうだ。 「距離よーし、弾よーし、装填開始!…さあ、ともに叫べ、心の友よ!お前たちの心の悲しみを教えてやれ!」 彼はそう言って、すこし間を置いた後、大きく息を吸って、 言った。 「「「「リア充爆発しろおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」」 引き金を、引いた瞬間 恐ろしく大きな爆発がレオを包んだ。 否、壇上が爆風に巻かれた。 後々知ったことだが、 『対戦車ロケットランチャー』 通称バズーカと呼ばれる重火器だったらしい。
/475ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29691人が本棚に入れています
本棚に追加