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葉風君の新たに手にした武器、それはまるで大砲のような大筒で彼はそれを肩に担いだ。
「俺は、イケメンを倒す時、常にこの武器を使っている。」
ということは、彼は普段でもあんな大きい武器を使っているのだろうか。
「これは、俺の国のモテない男たちが、日々モテている男たちに対してぶつけたがっていた武器だ。」
「?何を言っている?」
レオは理解できていなさそうだ。
かくいう私も分からないが。
「あんたに恨みはない、しかし、世の中には許し難いこともあるんだ。」
なぜか彼は悲しそうだ。
「距離よーし、弾よーし、装填開始!…さあ、ともに叫べ、心の友よ!お前たちの心の悲しみを教えてやれ!」
彼はそう言って、すこし間を置いた後、大きく息を吸って、
言った。
「「「「リア充爆発しろおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」」」」
引き金を、引いた瞬間
恐ろしく大きな爆発がレオを包んだ。
否、壇上が爆風に巻かれた。
後々知ったことだが、
『対戦車ロケットランチャー』
通称バズーカと呼ばれる重火器だったらしい。
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