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「焔!アレをやるぞ!」
来たよ…ファンタジー系主人公が言う「アレ」
もったいぶらずに技名をさっさと言えないのかよ、と言いたい。
外でティアママが「あちゃー」って顔をしている。
きっとヤバイ技なんだろうな。
そう心の中で思っているうちにレオ君があの白炎馬にのって手綱を握った。
ここに来て俺にも予測はついた。
「フレイム…」
「わかってねぇよお前!そこはペルレフ○ーンだろ!」
なんか馬っぽい動物に乗って突撃するならペルレ○ォーンだろうが!
「…くっ、意味は分からないが馬鹿にするな!フレイムアタック!」
なんか普通の技名になったよ!?どうなってんの?この世界のネーミングセンス!
レオが乗る愛馬は現在チャージを開始している。こちらが何か行動しようとスキを見せた瞬間、恐らく突撃してくるだろう。
そしてこちらのスキをわざわざ伺うということは、多分方向転換が効かない突撃技。
しかし残念ながら俺にアイ○スはなく、エクス○リバーもない。
どうする。
「どうした?もう注文した道具は出さないのか?」
「金は使い切ったよ。」
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