家族

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「師匠と呼ばせてください。」 「…………………………はっ?」 ある日、気まぐれにギルドの酒場にてミルクを飲んでた時である。 いきなり、仕事から帰って来たレオ君がなんか頭おかしいこと言ってきた。 「おい、この男なにか拾い食いでもしたのか?」 一応一緒に仕事に出ていたティアママとウタちゃんに聞いてみる。 「それがそうでもないのよ。」 ティアが良くわからなそうな顔でいっている。 「なんかねー、自分の未熟さを理解したらしいの。」 未熟~? いや、レオ君は正直かなりの実力者だと思うぞ?この前の決闘も、頭に血が上っていなければ俺にも勝てただろうし。 その旨を伝えたところ、 「いや、負けは負けだ。それに、実際あんたの体術と剣術は俺よりも上だった。」 ちなみに和解は済ましてある。 あの決闘は誤解から生じたことは理解されたようだ。
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