29691人が本棚に入れています
本棚に追加
/475ページ
「師匠と呼ばせてください。」
「…………………………はっ?」
ある日、気まぐれにギルドの酒場にてミルクを飲んでた時である。
いきなり、仕事から帰って来たレオ君がなんか頭おかしいこと言ってきた。
「おい、この男なにか拾い食いでもしたのか?」
一応一緒に仕事に出ていたティアママとウタちゃんに聞いてみる。
「それがそうでもないのよ。」
ティアが良くわからなそうな顔でいっている。
「なんかねー、自分の未熟さを理解したらしいの。」
未熟~?
いや、レオ君は正直かなりの実力者だと思うぞ?この前の決闘も、頭に血が上っていなければ俺にも勝てただろうし。
その旨を伝えたところ、
「いや、負けは負けだ。それに、実際あんたの体術と剣術は俺よりも上だった。」
ちなみに和解は済ましてある。
あの決闘は誤解から生じたことは理解されたようだ。
最初のコメントを投稿しよう!