家族

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「えっ!?」 なぜか驚くウタ。 おい、なんだその反応は 顔に出ていたのか、ウタは俺の顔を見て慌てた。 「ああ、いや、ちょっと意外…なんていうか、漠然と一人っ子だと思ってた。」 意外そうに言う。 「その心は?」 「え?うーん…なんていうのかな。」 ちょっと考えてから言う。 「なんていうか、葉風君って、色々やってるみたいじゃん?部活とか。」 うまく言葉に言い表せないようだが、ウタが言う。 まあ、確かに色々やってる、色々と。 それが? 「なんていうか、別に悪い意味じゃないんだけど…結構好きに行動してるじゃん?なんていうか、家族の、ていうか弟の拘束を受けてないみたいに…。」 拘束… なんというか、不思議な表現だ。まるで、家族に囚われているといった表現だが… 「ウタちゃん…」 ティアが悲しそうな顔をする。
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