【第29話】決定打

26/38
前へ
/38ページ
次へ
  「ごめん、なさい……!」 自然と唇に、手の甲を当てていた。 何度も何度も、長瀬に奪われた熱がそこにある。 どうしてそうしたのかはわからない。 今はただ、この熱が他の誰かに奪われることが、何より怖い。 .
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1471人が本棚に入れています
本棚に追加