【最終話】不器用な獣同士の恋と罠

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  不意に、泣きそうになった。 何の涙かわからない。 嬉しくて? それとも、怖くて? どちらも正解だと思う。 嬉しくてたまらないのに、何だか夢みたいで信じられないという気持ちが、疑いを連れてくる。 もしこれが、本当なら、と。 震える唇が絞り出したのは、疑問だった。 .
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