【最終話】不器用な獣同士の恋と罠

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  「ミオの心もカラダも、欲しい」 「っ、」 不意打ちの、甘い言葉。 胸の奥がきゅうっと鳴って、それに呼応するように私の奥まで同じ反応をしてしまう。 抗えないあの波が背中を伝って、私の体温を上げていく。 いつもと同じ強引さで、ここまで運んできた長瀬は。 いつもと違う手法で、私を心ごと全部、揺らしてる。 長瀬に慣らされて溺れてしまっている、私のカラダは。 心が繋がって無敵になった長瀬の瞳に、抵抗できるはずもない。 .
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