1780人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「んっとに、アンタって……ああもう、いいや……」
一気に脱力してしまった私に、長瀬は軽く首を傾げた。
「そーか? じゃ、納得してもらえたところで」
そっと耳元に寄せられた唇。
吐息がかかって思わず反応してしまう私に、聞こえた言葉は。
「イタダキマス」
「だからっ、そういうのが……っ……やぁっ」
唇に落ちてきたキス。
服の裾から侵入してきた手。
すべての刺激が、私の体温を上昇させていく。
激しいキスを落としたあとの、一瞬の間。
下唇を触れ合わせたままで、長瀬はにやりと笑った。
.
最初のコメントを投稿しよう!