【最終話】不器用な獣同士の恋と罠

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  「イイ声で鳴けよ? ミオ」 「っ、バカ恭っ……!」 憎まれ口を叩けるのも、ここまで。 あとはもう、ただひたすら溺れるように愛し愛される、だけ。 私を捕らえて離さない、獣の甘い罠に。 ココロもカラダも、私のすべてを、奪われてしまったから。 もう離れられない。 離さないで欲しい。 その熱で、その想いで、私をずっと溺れさせて。 End. .
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