『4月10日』

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「ドロー!」 ……っと、まあギリギリ繋がったか? 「先ほど手札に加えた『ゾンビ・マスター』を通常召喚」 『ゾンビ・マスター』ATK1800 「召喚無効、および召喚成功時、どちらも発動するカードはありません。」 ……よかった、正直ここが正念場だったからな。 これが通らなくちゃかなり厳しい戦いになるとこだった。 「では、手札の『ゾンビキャリア』を捨てて『ゾンビ・マスター』の効果発動! 今捨てた『ゾンビキャリア』を蘇生します!」 『ゾンビキャリア』DEF 200 「なるほど、悪くない手ですね」 「そりゃどうも。 レベル4『ゾンビ・マスター』に、レベル2『ゾンビキャリア』をチューニング! 地に沈みし煉獄の炎よ、生者を憎め、滅に服(マツロ)え。 死してなお、己(オノ)が力を示さんが為に。 『デスカイザー・ドラゴン』!」 『デスカイザー・ドラゴン』ATK2400 「……『デスカイザー・ドラゴン』ですか、面白いカードです。 しかし、今私の墓地にアンデット族はいませんよ?」 「構いません、僕の目的は別にありますから。 リバースカードオープン、『バスター・モード』! このカードの効果により、『デスカイザー・ドラゴン』をバスター化させます!」 ……初手で引いた時は冷や冷やしたぜ。 厄介なカードだよな、コイツ。 「……っ!いいでしょう、カードの発動は行いません」 「では『デスカイザー・ドラゴン』をリリース! 地に沈みし煉獄の炎に、死者は惹かれて集い踊る。 さあ、死んでる暇があったら踊れ! 『デスカイザー・ドラゴン/バスター』!」 『デスカイザー・ドラゴン/バスター』ATK2900
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