398人が本棚に入れています
本棚に追加
「椎名」
「はい」
「今から学校に行かなきゃ
いけなくなったから。
悪いけど、帰りは
タクシーを今日子先生に
手配してもらって。
遅くならないうちに
帰るようにね」
「はい、分かりました」
わたしは今にも
震え出しそうな身体を
必死で抑えていた。
見慣れた体育館が
炎に包まれている映像は、
あまりにも衝撃的だった。
「今日子先生、
二人をお願いします」
「わかった」
最初のコメントを投稿しよう!