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「椎名」 「はい」 「今から学校に行かなきゃ いけなくなったから。 悪いけど、帰りは タクシーを今日子先生に 手配してもらって。 遅くならないうちに 帰るようにね」 「はい、分かりました」 わたしは今にも 震え出しそうな身体を 必死で抑えていた。 見慣れた体育館が 炎に包まれている映像は、 あまりにも衝撃的だった。 「今日子先生、 二人をお願いします」 「わかった」
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