プロローグ

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「早くしないと僕が怒られるんだよ?転生しようよ…」 まるで神がゴミのようだ。遠い目してるし。 てかやっぱ怒られるんだ。テンプレ的にセラフィムが来るのかな? セラフィムは脇役小説ではもはや苦労人の代表格だよね。 「セラフィム?違うよー。」 違いました。てへぺろ!! 「セラフィムなんかザコに見えるほど怖いから。マジ怖いから!!」 今まで萎んだゴミのようだったのにいきなり力説し始めた。 じゃあ他といったら誰だよ。 ミカエルとかルシファーか?ルシファーだったらアニオタのイメージがある。 それに神の目が血走ってんだけど。そんなに怖いの? 「だから!!ねっ?今すぐにでも転生って…あぁー」 あー? 「…来たぁ」 え、マジ?と思った瞬間にクソまぶしい閃光が走る。 今ならムスカの気持ちがすごくよくわかるわ…。 目がぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!! 「……」 輝かんばかりの光が収まるとそこには閃光の覇者が!? 何てことはなく、凄まじく呆れた表情をした男?の天使が立ってました。 神?発光と同時に遥か彼方に吹っ飛んでったよ。 べ、別に天使が出現と同時にドロップキックをかましたところなんて見てないんだからね!! 『ドロップキック』 ラグビーで、ボールを地面に一旦落としてから跳ね返った所を蹴るキックのこと。
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