第1話

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Prolog. 今俺たちは世界滅亡の場面に直面している。 人がたくさん…死んでいく。 なぜこうなったのか…。 なぜ滅亡までに至ったのか、俺にもわからない。 「私たちなら、まだ止められるよね?」 泣きながら、彼女は言う。       わからない。 言葉を変えれば世界を救うということになるのだ。 そんなの…できるかどうか…失敗するかもどうか…わからない。    そっか、ならいっそのこと死ぬしかないよね。 彼女は確かに、そう言ったのだ。
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