1600歳死神の実力。

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「ここが――」 「おー」 「であっちが――」 「ほおー」 「反応薄すぎない?!」 「えっ」 だって有名なとこもう知ってるし……とは言えないよな。 「う~…あっそうだ!」 青華が手を叩いてニヤニヤとする。なんか怖いぞ。 「ここが私のお気に入りの――」 「うおおっすげぇ!高い!!崖ええぇぇ」 「違う!!見るとこそこじゃない!!あそこおお!!!」 え、崖じゃないん? 青華が指差したほうを真っ直ぐ見る。 「…」 「ね、きれいでしょ?」 そこにはオレンジと黄色で染まる夕焼けがあった。確かに綺麗だけど……。 「俺個人的に真っ黒がすきなんだけど」 「そういう問題!?もう夕焼けじゃないよね!無理な注文!!」
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