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「青華伏せろ!」
「えっ?うわあ!?」
俺は鎌を降る。
……え?死神の使命は人を死に追いやること。なのに俺はなにしてんの?
「ちょっ、なになになに!!?何が………ゆ、幽霊!!」
悪霊がついに姿を現した。
「はじめまして人間さん、私はあなたを食べに来ました」
ついには開き直ったか。
悪霊は地にまで届く黒いロングヘアーをした女性だった。
「食べに来たって…」
「…残念だが、青華を殺すのはこの俺だ」
青華が目を大きく見開く。
「ジ、ジン!?どういう…っ!?」
俺は鎌を青華の首あたりに付ける。
「とりあえずそこで静観してろ」
怖かったのか青華はすぐに命令に応じた。
「あらぁ、私たち仲間じゃ?」
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