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勇者王グレイ
「おい、タマタマルいい加減にしろよ。只でさえお前の日程に合わせて洗礼式を行ったのだぞ!!我が儘は止めろ!!」
腰につけていた剣を床に突き刺し怒鳴る勇者王グレイ。
タマタマル
「ギャアギャア煩いな~。ならお前が頑張って世界を平和にしろよ~こんな所で俺を叱っているこの瞬間にも困っている人が居るかもしれないぞぉ~」
下に居る男がそう返すと、勇者王グレイは怒りにより全身が揺れ始める。
アールグレイ王
「よせ勇者王よ…奴には何を言っても無駄だ。しかしタマタマルよ、なら何故勇者選抜試験を受けた?勇者になるつもりでは無かったのか?」
アールグレイ王は横に居る勇者王グレイを手で制し、タマタマルに向け話しかける。
タマタマル
「う~ん、単純に勇者選抜試験はこの国で一番難しい試験って聞いたからかな。言えば暇潰しかな~まぁ俺には簡単すぎたけど~」
そう言い、タマタマルはケタケタと笑い始めた。
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