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知恵の泉ユラ
「タマタマル。この国が今どうゆう状況か貴方なら分かっていますね?この国には勇者が足りないのです。貴方にはその力があるのです。なら皆の為に使うべきなのでは?」
正に正論。 この答えに間違いは無いだろう。
しかし、下に居る男は違う。
タマタマル
「違うだろ~テメェらがやらないのがイケないのだろ。テメェら1人1人にも力があるのに、こんな所でグダグダ言ってんじゃねぇよ~」
男は床に座り、知恵の泉ユラを指差してそう言う。
知恵の泉
「なるほど、では貴方に『国』の何が分かると言うのです」
タマタマル
「さぁ~な。でも『王』という存在に縛られたものに何の価値がある?1人1人の意見があってこその国じゃねぇのかよ?自分達のエゴの為に『俺』を『皆』を巻き込んじゃねぇよ。誰か上に立つ人間が要るとか言うけど、人間には生きる力…すなわち前に進む力が有るんだよ。 人間を舐めるなよ」
さっき以上の威圧感が辺りを包む。
あまりの威圧感に部屋全体が揺れ始める。
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