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タマタマル
「さっきからよぉ~グダグダ能書きばっかり言いやがって。全員ボコボコにして俺がこの国潰すぞこら~」
軽い口調の言葉とは裏腹に空気は本当に危なく、この男ならやりかねないから誰も声を出さない。
アールグレイ王
「タマタマルよ、汝ならこの国を潰すことは出来るかもしれぬ。しかし、いきなりの出来事に民は怯え混乱するかもしれないのだぞ。汝はそんなことになるのを望んでいるのか?」
知恵の泉ユラに代わりアールグレイ王が喋る。
タマタマル
「知るか。てかこの国の人達危機感薄すぎ~ならいっそ極限を味わってもらうのもアリだと俺は思うよぉ~今のままじゃ違う意味で危ないし~」
威圧感を消すことなくそう答えるタマタマル。
その正論にアールグレイ王や知恵の泉ユラすら声を出さない。
勇者王グレイ
「そんなことにはならない。俺が皆を守るからな」
今まで黙っていた勇者王グレイがタマタマルに向け『カッコいい』反応を返す。
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