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「おい、なんて飲み方してるんだよ。酒そんなに強くはないだろ?」
慌てて止めにかかったが、美月のグラスはすでに空っぽで……
「お代わり!」
そう言った美月の声が妙に大きいのは、すでに酔ってしまっているからなのかもしれないって思わされた。
「お代わりって……。止めとけよ、明日も仕事だろ?」
これ以上、飲んでしまうと確実に仕事に差し支えるのが目に見えていた。
「大丈夫!明日はちょっと用があって有給取ってるから」
そんなことを自信満々に言われても説得力なくて……
というか、用があって有給を取っているのに酒を飲み過ぎ二日酔いにでもなったら無意味な気がするのは俺だけか?
「お代わり!」
渋る俺に空のグラスを差だし催促する美月。
美月と付き合うようになって知ったこと。
アルコールが入ると、どうやら美月は子供っぽくなってしまうということ。
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