最初からクライマックスだZE

3/21
49人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
俺の師匠でもあり、護るべき者。 姫と騎士の契約を交わした存在でありもう1つの世界の俺。 そんなシルバさんとの修行というか一方的なストレス発散に付き合わされ。 疲れ果てて泥のような眠りから目覚め、寝ぼけながら着替えていた筈だ。 それなのに眩い光と透き通るような笛の音色が聞こえたと思ったら別の場所に居た分けだ。 驚く事に目覚めたのは、倉庫のような薄暗い室内。 視界の端に見えた窓の外は白銀の雪景色。 吐く息は白くないものの、寒いというのはなんとなく分かる。 絶賛女体化中な俺は目の前で繰り広げられる光景に嫌悪した。 見た目こそ微妙に違う種族の、それぞれの獣の耳などを生やしたり生やしていなかったり。 獣人と言ったらまさしくその通りであろう、俺から見れば明らかに人ではない人たちが居た。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!