ショー・ガール

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「これは……!?」 車を降りて封筒を手に取る。 そのまま慎重に部屋に運び込み、テーブルの上に置いた。 東京の郊外に佇む、ささやかな一軒家が、今の私の住居。 でもこの家も、前の旦那が残したものだと思えば、ひどい嫌悪感に襲われた。 私はスーツを脱ぎ捨てて部屋着に着替えると、先ほど届いた封筒を確認する。 送り主の住所も無ければ切手も貼っていない。 おそらく、自分で直接郵便受けに入れたのだろう。 本来ならば、こんなものは捨ててしまいたいのだが、封筒の表面に書かれていた「人殺し女の秘密在中」という文字が、私にそれを許さなかった。 明らかにまともじゃないその封筒を、私はハサミを使って丁寧に開封する。 その中から出てきた物を見て、私は思わず息を呑んだ。 「な、なんで……!?」 あまりのことに、私は思わず声を上げてしまう。 封筒に入っていたもの――それは、大量の写真と一通の手紙。 その写真の一番上には、私がこの部屋で娘を絞め殺している様子が克明に撮影されていた。 「そんな……有り得ない……」 あまりの衝撃に、ソファに倒れ込みそうになるのを必死で堪える。 そして私はふるえる手で、同封されていた手紙に目を通した。
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