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「……お待たせ」
火照る身体にバスタオルだけを巻いて、私は彼の待つベッドに向かう。
緊張した面もちで待つ彼の姿に、私の身体も強張る。
今まで誰の前で裸になっても、こんなに戸惑うことは無かった。
ベッドに腰掛け、彼と初めてのキスを交わす。
湿った身体が密着し、お互いの体温を伝え合う。
鼓動が重なり合い、鳴り響く早鐘が、二人の中を駆け巡っていく。
もはや、躊躇うことは無い。
そのまま私は、彼の手でベッドに押し倒された。
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