天国と地獄

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「では、響子さんどうぞ」 「……はい」 湯上がり、上半身裸の状態で現れた彼に、私の胸が大きく高鳴る。 ついに、ついにこの時が来たのだ。 憧れの人と一つになれる。 もしかしたら、私はこの日のために生きてきたのかも知れない。 そんな思いを抱きながら、私は一人浴室へと入った。
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