30人が本棚に入れています
本棚に追加
/29ページ
「七瀬さん、ちょっといいですか?」
日曜儀礼が終わった後、陽明様が私を呼び止める。
陽明様はこうして、よく私と二人で話をする機会を与えてくれる。
そのたびに私は、陽明様から直接の力をいただいているようで、清らかな気分になるのだ。
今日だって例外ではない。
陽明様に伴って、儀礼場の奥にある陽明様の自室に入れてもらうだけで、私はまるでこの世の全ての汚穢から開放された気分になるのだ。
「では、今日も始めましょうか、七瀬さん」
「はい……陽明様……」
陽明様の目配せに、私ははっきりと頷く。
そしていつものとおり、私の体を包んでいた着衣を脱ぎ去った。
最初のコメントを投稿しよう!