46人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
鍵を拾うという偶然によって成された事とはいえ、こんな冴えない探偵に尻尾を掴まれそうになったり、そもそもこんな写真を撮られてしまう事事態が有り得ない。
響子は一体、どうしたというのだ。
何かに心乱されてしまっているのだろうか?
常に冷静冷酷な彼女には、有り得ないことだ。
何があったのだろう……。
ともかく、調べなければならない。
この探偵を調べ上げ、きちんと検証せねばならない。
もし、響子を乱す何かが存在しているのなら……
――そいつは消さなくてはならないだろう。
最初のコメントを投稿しよう!