進展
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あの防犯カメラに映し出された笑みは、未だに俺の胸を突き刺したまま離れない。 俺が知り得る限り、最も邪悪な微笑み。 愛を知らずに生きてきた子の、破壊願望に満ちたそれとも違う。 最初から、愛を否定している瞳だった。 そんな響子が、透君の父親を愛するがあまり、凶行に及んだ。 そこが、どうしても繋がらないのだ。 まあ、頭を抱えていても仕方ない。 とりあえず、動いてみるか。
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