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僕は慌てて、近くにあった部屋に飛び込んだ。
とりあえず扉を閉めて、鍵をかける。
見渡せば、そこはソファや椅子が用意された、僕の家のキッチンくらいの部屋。
どうやら、ちょっとしたお客さんを迎える部屋みたいだ。
どのみち、このままここにいるわけにはいかない。
こんな逃げ道の無い場所にいたら追い詰められるだけだ。
今もきっと、敵は階段を下りて僕を探しているはずなんだから。
部屋の中を見渡して、武器になりそうなものを探す。
小さいナイフ一本じゃ、とても太刀打ちできる相手じゃ無いみたいだから。
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