決着、そして暗転

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  「うああああっ!」 猛スピードで、階段を転がり落ちる。 僕の足であいつから逃げるにはこれしかない。 幸い、僕は子供だから身体も軽い。 致命的な怪我を負うことは無いだろう。 「待てええ!」 階段の上から陽明の声が聞こえてくる。 しかし、階段を転がり落ちる体勢は、バットでの攻撃は当てにくいし、屈んで僕を捕まえるのも難しいだろう。 僕は沢山の生傷を負う覚悟は出来ている。 絶対に、あんな奴に殺されたりはしない!
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