決着、そして暗転

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  僕はひたすらに階段を転がり落ち、一階を目指す。 僕の中に、陽明を倒す作戦が浮かんでいた。 そのためには、何とか一階まで逃げ切らないといけない。 きっと、陽明は油断しているはずだ。 無理して階段で捕まえなくても、一階まで落ち切ったところを狙えばいいと思っているだろう。 散々に階段で身体を打ち付けられ、弱った僕を悠々と捕らえればいいと。 もしそうなら、それは好都合だ。 この戦い、勝てるかも知れない!
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