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完全体になれないほどの力である今の彼女にはやはり無理なようだ。
分かってはいたが、なんというか残念だ。
「でも倒せるわ」
「何故?」
「私が復活したんだから四神が完全体になれたはずよ。彼らならきっと倒せるわ」
「それもそうですね」
麒麟不在で力をなくしていた四神、だが今麒麟は復活した、ならば本気になった四神には敵はいないも同然であろう。
「ただ気になるのが、白虎と青龍がいないことね。2人はどこへ?」
「2人は戦えないので、隠れています」
「あら私が復活したんだから、もう戦えるわよ2人共」
ふふん、麒麟様々ね! と誇らしげに麒麟は胸をはる。この麒麟の登場で運命は決まった。
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