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突如現れたピンク髪の優しそうな女性は快く返事を返し、プルートを見送る。
彼女は誰なんだろうか。
「あらあら、まだ若い娘ね。見た感じ500歳くらいかしら?」
「は?」
500歳!?今若いって言ったのに!?
年齢感覚狂ってんのか、この女。
「え?違うの?」
「私、14歳ですけど」
「えっ」
「え?」
なんだその意外そうな顔と声は。
私くらいなら十四歳でもなんら不思議はないだろうに。
「十四歳…?貴女が?」
「そうだけど」
「だって“この世界”での十四歳なんてまだまだ赤子よ?自分の歳、間違えてない?」
「失礼ね。“私の世界”での十四歳はこのくらいだわ」
それにプロセルピナは え? と首を傾げる。
「貴女、異世界から来たの?」
「ええ、ほんの1週間くらい前に」
「それで死んだの?」
「そうよ」
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