四、繋がれる想い

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「まぁいいけどさ。それよりもほら、見てみなよこれ」 恥ずかしくて赤くなった顔を出来るだけ彼に見せないように俯きながら望遠鏡を覗き込んだ。 そこには他の星より輝きを放つ四つの星が、四角形を形作っていた。 「これは?」 「秋の四角形、あるいはペガススの大四辺形とも言われる星の並びだよ。一等星じゃないから光は少し小さめだけど、ここからなら綺麗に見える」 「へぇ~!すごいね!他にはないの!?」 「秋の星座と言えば、アンドロメダかな」 「アンドロメダ、なんか響きだけは聞いた事あるかも」 「アンドロメダ座もあるし、天の川の銀河の隣にはアンドロメダ銀河ってのもあるしね。テレビや映画なんかでもちょくちょく使われてるから、聞いた事はあってもおかしくないよ」 彼は再び望遠鏡を覗き込んで、すぐに私に返した。 そこにはいくつもの星が輝いていて、どこをどうやって繋げれば星座になるのかはさっぱり理解出来なかったが、これがアンドロメダなんだと私は漠然と理解する事にした。
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