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夢のなかで女性が笑った。 『まだ、そんな頑固になってるの?』 『仕方ないじゃん。』 ふてくされながら"自分"は答える。 『なんで?』 『知らないよ。』 笑顔で優しく語りかけてくる女性は 顔は見えないが、どこか知っている気がした。 『………』 "自分"は黙った。 『…知らないなら、いいんじゃない?』 『…え?』 "自分"は、俯かせていた顔を上げると 女性の目を見つめようとした。 _____…あぁ、そうだった。
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