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アスミとミキが談笑していると、また来客がやってきた。 「あの・・・すみません?」 「ハイっ!」 「情報システム科の上田様の所へ行きたいのですが?」 「少々お待ち下さい。」 来客者は、アスミの指示通りエレベータへ向かった。 アスミは、コウヘイと結婚してすぐに、 コウヘイの仕事場である東京へ上京した後、 共働きを提案したコウヘイの案に乗り、 ある会社の受付嬢として働いていた。 子供もいなく、共働きなので、金銭に困ることはなかったが、 毎日の物足りなさがいつも付きまとっていた。
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