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帰宅した部屋の中は、薄暗くしぃんと静まり返っていた。
期待などしていなかったが、アヤはまだこの家に帰っていない。
そして何度電話を掛けても、彼は私の着信に応答しようとはしなかった。
部屋の照明を点けずそのままソファーに腰を下ろす。
ぼんやりとり瓶負の壁を眺めながら、私は今日１日の出来事を１人振り返っていた。
斗真と真乃ちゃんの結婚式でブライズメイドを務めた私。
式終了後の立食パーティー中はNi-naスタッフと同様に動き回り、優と共に厨房に入って・・・。
「うっ・・・!!」
思い出すだけで吐き気がする。
それなのに私は、どうしてみんなのいる前であんなに堂々とこの話をしていたのだろう・・・？
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