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みんなが集まるパーティー後のNi-naで、私が自分の過去や今日の事件について洗い浚い話したのだ。
だけど、その言動はとてもじゃないけど容易なものではなかった。
―――全てアヤの立場を護るためにした事。
それなのに、どうして彼はあの場を去ってしまったのか。
不可解なアヤの行動に違和感を覚える。
だけど、今は彼を信じてここでじっと待っているしかない。
そう思った頃だった。
玄関の方からマンションの通路を歩く足音が聞こえてくる。
そしてその足音は、私の家の前でぴたりと止まった。
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