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―其ノ肆―
《言技辞典》
六、鬼に金棒
ことわざ本来の意味：強い上にさらに強さを加えることのたとえ。類義するものとして「虎に翼」「弁慶に薙刀」「獅子に鰭」等がある。
能力：どのような状況下においても、周囲にあるもので金棒を象った武器を瞬時に作り上げることができる。
発現者：加賀屋剛
ランク：竹ノ中
◇
七、鼬の道切り
ことわざ本来の意味：日頃の交際や音信が、ある時からぱったりと途絶えること。鼬は二度と同じ道を通らないといわれていることから、道を横切られると交際が途絶えたり不幸なことが起こるという俗信から生まれたことわざ。
能力：実態を持たないカマイタチを視覚化し、そのカマイタチで人物Ａと人物Ｂのお互いに関する記憶を完全に切り取ることができる。発現者は人の頭から伸びるカタカナ表記の名札の付いた白い紐のようなものを見ることができ、それを切ることで言技を実行できる。なお、自分と他者の紐を切っても特例として発現者の記憶だけは切り取られない。
発現者：市誠十郎
ランク：不明
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