二年後の幸せ

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部屋に入るなり、雷牙は私の身体を抱き締める。 勿論お腹は配慮しながら。 そんな仕草がまた可愛いなって思う。 「優里、いつも有難うな」 「それは私の台詞よ。雷牙にはいつも感謝しているわ。有難う」 「この子が生まれたら、お前の事を沢山可愛がらせてくれ」 「クスクス、またそんな事言って。雷牙のエッチ」 「何とでも言え。そろそろ行くな」 「ええ、気を付けてね雷牙」 「行ってきます」 「いってらっしゃい」 触れるだけのキスを交わし玄関先で雷牙の背中を見送った。 雷牙、私も貴方に触れたい。 この子が生まれて落ち着いたら沢山抱いてね。
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