第8話

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「読んでもすぐ飽きちまう」 「ふぅん。活字の方がエロ本よりもそそられる場合もあるわよ。絵も写真もないほうがイメージを掻き立てられるじゃない?」 「初美ちゃんもそんなの読むのか?」 イメージがわかない。 彼女は清楚で清潔で、白とか天使っていうイメージがすごく合う。 性格は少々違うようだが…。 「物語やノンフィクションの話なんかが好きだから。その中にエロティックでサディスティックな要素が入っていても全く問題ないわ。本能を刺激するような本は嫌いじゃない」 彼女の顔はあの日と同じように夕日色に染まってるように見える。
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