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「そうか…すまない…」
高瀬の言葉に霞が笑いだした。
「どうして高瀬が謝るのよ。変なの…」
すっかり落ち着いた様子で霞は自分のデスクへ戻った。
「なあ、霞。気分転換に外へ出てみないか?」
「外へ?あの連中を連れて?」
「まあな…それはそれで面白いかもな。何せ、此処へ呼ばれてから仕事以外で外出もしてないからな」
「高瀬は東京に詳しいのよね?」
「そこそこにはな。そうか…霞は関西だったな」
「そうね、ロクに観光すらした事無いわ」
「午後の調整しろよ。今の街を良く感じてみたい」
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