251人が本棚に入れています
本棚に追加
「感じてみたい…か。高瀬らしい言い方よね」
「そうかな?少なくとも自分が関わってる事だからな…」
「そうね…黒づくめ引き連れてデートってのも良いわよね。普通じゃないけど」
「デートね…まあ良いけど」
「何?相手が私じゃご不満かしら?」
大袈裟に頬を膨らませて霞が言う。機嫌は良くなった事に高瀬はほっとしていた。
「いや、光栄だよ。こんな美人とデート出来るんだからな」
可笑しそうに霞が笑う。
「高瀬の癖にお世辞が言えるんだ…」
「別にお世辞じゃないさ。霞は美人だよ」
あっさり答える高瀬に、霞は視線を外して照れていた。
最初のコメントを投稿しよう!