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「ガードに支障ね。街を歩きたいだけだぞ」
「お二人共一緒にですね？」
「そうだ…」
若い男は少し考え込んで口を開く。
「十分だけお待ちいただけませんか？このままでは目立ち過ぎますから…」
拒絶出来ない程強い視線を高瀬に向けた。
「良いだろう。此処で待てば良いのか？」
出来れば車で待ってくれと言う男に従った。彼等にも立場がある事は理解している。
やがて二人の男が、カジュアルな服に着替えて現れた。
「似合うじゃないか」
高瀬の言葉に目だけを向けて、無言で車から降りる様に合図した。
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