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「まあ、ともかくアプローチの方法は幾つか別々に提示して検討しようよ。急ぐ話じゃないし、マザーの演算速度も体感してみたいな」
「そうだな、あらゆる基礎データを取り込ませなきゃ話にもならん」
「会話だけは気を付けよう。少なくとも記録されていると思うから」
「やはりそう思うか?」
「多分ね…」
「そうだな。まあ、荒垣の本音が聞けて良かったよ。長い付き合いになりそうだしな」
玉置はそう告げて荒垣に右手を差し出した。
「案外照れるね、こう云うの」
笑いながら荒垣も右手を出し握手を交わした。
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