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「まぁまぁ、此処は私たちがしますから、男性陣と先の探索にでも向かってください」
そう言い、先ほど指揮を執っていた短い髪の女性がそう言うと”よろしく”と言い長い髪の女性は薄情にも行ってしまった。
「ごめんね、あの人の分も私が頑張るから」
女性は元々三人である。一人抜ければ大きな痛手でかつ主婦が参加だと聞き期待していた為予定はかなり狂いそうだった。
「良いんです、私料理好きなんで」
残るもう一人の女性は、髪を後ろ手に括りポニーテールを揺らす活発そうな女性だった。
「有りがとう、でもホントは行きたかったんでしょ?此処に来てる位だから・・・」
「あぁ、あの緑の部屋ですか。本当にあるんですかね?そもそも、これだけ広いと中調べるだけでも大変ですよね」
真っ赤な夕日は落ちかかっており、そそくさと明かりを付けながら炊き出しを続けながら話した。
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