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夕飯を作り終わる頃には、探索に行っていたチームも戻っていた。
「どうだった?噂の部屋見つかった?」
料理は出来ていたが、すっかり日は落ち辺りは暗くなっていた。
「いいや、七割方見たがそんな部屋なんて何処にもなかったぞ」
パーマ頭の男はそう言うと、そそくさと食事の席についていた。
「まだ全部見てないから、後で見つかるかもね」
そう言い、長い髪の女はすっかり機嫌が戻り、そのまま何食わぬ顔で席に着いた。
「まぁいいか、とりあえず食事の用意を・・・・」
一斉に賑やかになったベースは、一時の休憩とこれからの旋律に向け穏やかに時間が流れた。
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